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海上保安学校

1〜2年間、全寮制の海上保安学校(京都府舞鶴市)で「研修」を積んだのち、海上保安官として各地の海上保安本部に勤務となります。警察官の試験に合格したときに、「警察学校」に入るのと同じイメージを持つとわかりやすいでしょう。
仕事は、一言で言えば「海の警察」ですが、その他、「灯台などの管理」「海の地図作成」をそれぞれ専門に行う部署もあります。 課程・コースによって様々な道が開けていますが、ふつうの公務員受験者が受けやすいのは、理科・数学などの専門試験がない船舶運航システム課程です。



 全区分の合計 ※2007年度
採用数 291名 多 い 少ない
競争率 平均 9.1倍 低 い 高 い
合格者学歴 大学 18% ※在学者含む 低 い 高 い
教養試験合格点 船舶運航システム 32点 /55点満点 低 い 高 い

 ※2008度

受験年齢      17〜22歳 *受験年度の4月1日現在

受験日程
7/22火-8/5火 9/28日 10/15水 10/20月-26日 11/13木

試験種目 教養 適性 専門 作文 面接 体力
[船舶運航システム] 55題140分
内容 
[情報システム] 55題140分 数学・英語
39題160分

内容 
[海洋科学][航空] 55題140分 数学・物理・英語40題160分
内容 
    ※航空課程は、三次試験として、飛行シミュレーターを使った操縦適性検査が課される。
                は、一次試験時に実施  は、二次試験時に実施 
試験地 福岡市・北九州市・長崎市・佐世保市・対馬市・熊本市・大分市・宮崎市・鹿児島市・奄美市 *九州のみ記載  **いずれも二次試験は、北九州市・鹿児島市で実施
1年間(情報システム課程は2年間)、全寮制の海上保安学校(京都府舞鶴市)で、研修を受ける。
二次試験の時に、勤務地の希望をとる。合格した成績が低いと希望通りにならない場合もある。
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 試験区分は、【3-7】の課程ごとになっています。なお、船舶運航システム課程については、試験の際に希望コースを提出し、採用内定時(入校の前)にコースが通知されます。希望者の多い場合、他コースに振り分けられることもあるようです。
 配属地域(管区)も、試験の際に希望を提出し、採用内定時(入校の前)に配属先が通知されます。九州地区の合格者が相対的に多いため、(希望者のうち)成績上位層は地元の九州配属(第7管区・第10管区など)となりますが、それ以外は他地区に振り分けられるようです。
 試験の名称は「海上保安学校学生募集」ですが、学生のときにも給与が支給され、卒業と同時に海上保安官として配属されますので、実際は「海上保安官」の採用試験と考えて下さい。
 ただ他の公務員と異なり学生の定員が厳密に決まっているため、二次試験時に「補欠合格」となる場合があります。その場合は、合格者から辞退者がでない限り採用にはなりません。
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船舶運行システム課程
 管区に配属され、主に巡視船に乗り込み、警備救難業務(海上犯罪の取り締まり、海難救助など)にあたることになります。いわゆる「海の警察官」のような仕事をすることになります。なお船内での日常業務には、航海コースは航海士(船の運転)、機関コースは機関士(エンジンなどの保守)、主計コースは主計士(調理や事務)として従事します。
 希望コースは受験の際に選択することになりますが、その年によって希望に偏りがあるようで、必ずしも希望されたコースに入るとは限りません。
情報システム課程
管区に配属され警備救難業務にあたる巡視船に乗り込み通信士としての業務に従事するか、航路標識事務所・海上交通センター等で海上交通業務(灯台などの海の交通標識ともいうべき施設・設備の管理)を担当します。
海洋科学課程
本庁や管区本部で、海洋情報業務といわれる海の観測や測量・天体観測・海図(海の地図)の作成を担当することになります。なお、この課程は全国の転勤を伴います。
航空課程
航空基地に配属され、小型飛行機やヘリコプターに搭乗し、警備救難業務に従事します。なお、この課程は全国の転勤を伴います。
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  採用予定 受験者数 合格者数 競争率
一次 最終 一次 最終
海上保安 船舶運航システム 95 1,108 485 225 2.3 4.9
情報システム 35 112 83 55 1.3 2.0
海洋科学   10 39 24 12 1.6 3.3
航  空   10 70 51 未発表 1.4 未発表
船舶運航システム(特別) 200 3,958 1901 779 2.1 5.1


  採用予定 受験者数 合格者数 競争率
一次 最終 一次 最終
海上保安 船舶運航システム 140  2,393 416  213  5.8  11.2
情報システム  20  122   83   54  1.5  2.3
海洋科学  10   55   31   18  1.8  3.1
航  空  10   84   56   6  1.5  14.0
船舶運航システム(特別) 190  4,411 1580 589  2.8  7.5


  採用予定 受験者数 合格者数 競争率
一次 最終 一次 最終
海上保安 船舶運航システム 70 1,436 451 235 3.2 6.1
情報システム 40 183 64 35 2.9 5.2
海洋科学 10 48 29 19 1.7 2.5
航 空 10 100 62 10 1.6 10.0
船舶運航システム(特別) 100 4,914 873 254 5.6 19.3


  採用予定 受験者数 合格者数 競争率
一次 最終 一次 最終
海上保安 船舶運航システム 50 1,800 293 132 6.1 13.6
情報システム 20 239 89 47 2.7 5.1
海洋科学 5 69 24 10 2.9 6.9
航空 10 93 51 9 1.8 10.3
船舶運航システム(特別) 60 3,803 937 273 4.1 13.9
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第七管区海上保安本部 801-8507 ※郵便番号だけで郵便は届きます TEL.093-321-2931
 福岡海上保安部 812-0031 福岡市博多区沖浜町8-1 TEL.092-281-5866
 長崎海上保安部 850-0921 長崎市松ケ枝町7-29 TEL.095-827-5133
 佐世保海上保安部 857-0852 佐世保市千尽町4-1 TEL.0956-31-4842
 対馬海上保安部 817-0016 対馬市厳原町東里341-42 TEL.0920-52-0640
 熊本海上保安部 869-3207 宇城市三角町三角浦1160-20 TEL.0964-52-3103
 大分海上保安部 870-0107 大分市海原地浜916-5 TEL.097-521-0112
 宮崎海上保安部 887-0001 日南市油津4-12-1 TEL.0987-22-3022
第十管区海上保安本部 890-8510 ※郵便番号だけで郵便は届きます TEL.099-250-9800
 奄美海上保安部 894-0034 奄美市名瀬入舟町22-1 TEL.0997-52-5811
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  • 試験の名称が「海上保安学校学生採用」となっていますが・・・。
     紛らわしいのですが、警察官の採用試験を「○○県警察学校」という名称でやっているようなものと考えてください。学校教育法上の学校ではなく、あくまで海上保安官の研修機関です。
  • 「海上保安大学校」と「海上保安学校」の違いは何ですか。
     大学校のほうが、いわゆる幹部養成コースとなります。修業期間も4年と普通の大学に準じた教育内容を行っており、卒業時に学士(大学卒)の学位も授与されます。入学も難しく、防衛大学校や気象大学校と同じように、実質「大学入試」として入試対策をする必要があり、本冊子ではガイダンス対象としていません。
     なお、身分は海上保安学校と同じく、入学と同時に海上保安庁職員となり、給与も支給されます(学費は不要です)。
  • 配属になる管区や船舶運航システムのコースはいつ決まるのでしょうか。
     二次試験の際に希望調査があり、海上保安学校に入校する際に配属管区とコースが通知されます。船舶運航システム課程や情報システム課程の場合、本人の希望がなければ、このとき決まった管区内でしか異動はありません。
     なお、九州地区は、だいたい福岡・佐賀・長崎・大分の沿岸が第七管区、宮崎・鹿児島の沿岸が第十管区とわかれています。
  • 学校生活は厳しいのでしょうか。
     全寮制で、警察学校と同じイメージを持つとよいかと思います。6時30分に起床し、門限も22時過ぎまでと定められており、在校中の頭髪や服装などについても細かな規定があります。泳げなくとも構いませんが、授業で水泳はみっちり仕込まれるようで、最終的には全員が3マイル(5.5km)の遠泳ができるようになるようです。
  • 女性の場合、不利な点はないのでしょうか。
     公開はされていませんが男女の採用予定比がある程度決められているようで、女性の方が難しくなっています。しかし、警察官ほど男女で極端な競争率の差はありませんから、女性で警察官などを希望している人は併願先としてぜひ考えておきましょう。(なお、入国警備官や皇宮護衛官も、警察志望者の併願先として好適な試験です)。
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