仕事の内容　 関連リンク集　 2022年度実施結果　 よくある質問　

皇宮警察は、唯一の国家「直営」の警察である。
儀仗など、儀礼的な護衛活動にも従事する。

　全国募集で、勤務先は東京または京都となります。
　「天皇・皇族の護衛や皇居・御所の警備等」専門の警察官ということになります。普通の警察官と同様、東京にある皇宮警察学校に入校して、10ヶ月の研修をうけた後に、東京や京都にある護衛署（警察署のような組織）に配属されます。
　皇居・御所の警備の他、サイドカーや騎馬による護衛、儀仗(ぎじょう)隊としての皇居警備などに従事します。能力に応じて、騎馬隊や白バイ隊、音楽隊などに進むこともできます。

皇宮警察本部採用情報
国家公務員採用試験情報(人事院)
国家公務員インターネット受験申込
国家公務員採用試験合格発表(人事院)

　実質的な警戒警備のほか、サイドカーや騎馬による警護や、儀仗(ぎじょう)隊として観光客が見守るなかで交代の儀式を行ったりといった、儀礼的な側面をもつ業務も行っています。また、皇居・御所内の初期消防業務も担当しています。
　以上のようなことから、乗馬や消火訓練など普通の警察官とは異なる訓練メニューがあり、皇宮警察学校でも和歌・書道・華道・茶道などがカリキュラムに組み込まれています。
　また、皇宮護衛官は法律上も警察官として扱われており（海上保安官や入国警備官は警察官ではない）、全員が国家公務員の身分を持つ警察官という特徴を持ちます（都道府県の警察官も、一定以上の階級になると国家公務員になります。）。
　なお、出身者の都道府県別のベスト３は、東京都・北海道・福岡県となっています。

　教養試験が50題120分から、40題90分に軽減されました。また受験年齢の書き方が、従来は22歳まででしたが、高校卒業見込みか高校卒業後5年以内と変更になりました。留年などをせずに高校を卒業した場合、受験できる年齢は従来と実質的には変わりません。
　また、それまでは大卒者もこの試験を受験していたのですが、大卒区分が別に新設されたため「皇宮護衛官(＝主に高卒対象)」の採用数は半分以下に減っています。